「あの人にわたせ」感想文集 アンケート・メールから
         2002年9月21日(土)22日(日)


脚本
・始め話の内容がわからない。
・時間経過わかりにくい。
・テルミンの存在理由がわからない。
・メインの二人に絞って、子供達などの関係はあまりふくらまさない方がよいと思う。
・あの人にわたせ というタイトルがずれている。
・話の時が急に変化したりするのでよくわからない。
・気を抜くところがもっと欲しい。
・オープニング、エンディングもっとはっきりした方が良い。
・ピクニックに行った時と、現在の8年後の子供がキャスト上で区別できていない。
・なぜ戦争をしているのか、どんな文化面を持った国なのかよくわからない。どうせ架空の国なのだから独自の文化(食べ物・服装)などを作っても良いのではないか。
・最後が物足りない。
・戦争物で何を伝えていこうとしているのかわからない。
・ラストが安易。
・どこの話、いつの話、中途半端で分かり難い。
・もっとストレートなメッセージがあっても良いのではないか。
・ビデオにとって日本人のカメラマンに渡すという設定がしっくり来ない。
・西と東が不明確。

衣装 
・時代や国がわからないので統一して欲しい。
・戦争中、子供は何日間同じ衣装を着ているか考えろ。
・戦争前と戦争後の衣装の違いが必要。
・子供の衣装きれいすぎ。
・兵隊は軍服着ないのですか。
・全体のイメージカラーが決まっていない。
・個々のイメージカラーも決まっていない。
・三本ラインのパンツはくな。
・ベロニカのようにするのか考えたら

楽器
・楽器戦争時なのにきれいな楽器がありすぎ。その辺で手に入る楽器が戦時をあらわす。

音響
・音が少ない、自然音などよく探すこと。
・楽器の音何とかなるんですよね。
・音探し真面目にやれ。
・スピーカーからノイズ うるさい
・全て中途半端
・時計の音は大事なのではないか。もっと丁寧な音を。
・最低。意味不明。少ない。しかも邪魔している。

照明
・ピン追い切れていない。

セット
・台本を良く読んで、考えて作って下さい。
・色が塗り切れていない。
・私物が見える。

小道具
・もっと凝って欲しい。
・誰が誰だかわかる小道具
・布の扱い丁寧に。
必要なもの不要なものを検討せよ。


メイク
・マリーのメイクだけ濃く、めばりおかしい。
・してない。


・大地讃頌 は 宗教的な意味もあるし 意味が強すぎる
・楽器演奏や歌にとらわれて芝居をしていない。
・歌練習しろ。
・会話とかぶる時は歌のボリュームが下がっても良いのではないか。
・曲の選択ガンバレ
・にほんの歌が歌われることに違和感があり
・大地讃頌が安易



役者 
・赤ん坊を抱いた女とその夫とか、周りにいた数人何のためにいるかわからない。
   居ない方が良い。
・リアクションもとれていない人が多数居て邪魔
・歌が下手 特にソリスト
・足音 うるさい 台の上ばたばた 最初なのでさめてしまう 
・マイムが雑
・腕がない人が一人で浮いていた。
・テチャ(すえり)怒鳴っていてききにくい。
・マリー(まろ)のんでて聞き取りにくい。
・台詞をかんでいる役者多すぎ
・メインの周りにいる人が、洋服いじっていたり、手をいじっていたりして役になっていない。
・ハルマ台詞覚えろ。
・部員が多くて仕方ないけれど沢山出てきてばたばたされていて雑すぎる。
・もっと声が出て欲しい。
・全員が部員として役者としての責任を果たしていない。過去八年間で最低。
・中だるみがあった。
・滑舌が悪い役者が多い。
・エチュードレベル。
・おばあさんおじいさんわかい。
・オオカミたちの声、高すぎて猿みたい。
・メインの二人がやっている時、周りの役者がすに戻っている。
・台詞の言い直しが目立つ。
・ラストのマリーの「次世代にわたせ」のメッセージはもっと重くても良い。
・マリーの演技が不自然。憎しみの表現が違う
・笑いもずれていて笑えない。
・メインの二人が仕草もなく棒立ちで芝居していて分かり難い。
・導入部分で東と西の対立が分かり難い。

メールから
・マリーが西の兵隊になったこと
 占領下の家に帰ったマリーが 西に逃れて兵隊になるのはかなり困難と思われる。
 ゲリラとして地下に潜ったという設定ではどうか。

・日本の楽譜が落ちていた点
 唐突過ぎる。この民族の音楽の方が自然。
 西の国で歌い継がれていた歌の楽譜を 東の国で見つけたという方が説得力がある。
 ただし歌をどうするかの問題がある。

・日本人のジャーナリストの存在が希薄すぎる。
 背景の説明がほしい。 重い役割を担っている割には扱いが雑。
 登場させなくても良いので もう少し説得力のある状況設定がほしい。

・テルミンの存在がよくわからない。

・東の国に占領された地域の人達が 自由に暮らしているというのはおかしい。
 そうであれば、子供たちだけが収容されている必然性がない。
 占領下の人々も何らかの拘束をされているというのが
 自然ではないか。(例えば収容所に入れられているとか)
 東に蹂躙された時点で 殺された者、捕まった者、地下に潜った者という
 細かい設定があっても良いのでは・・・

・あまり理屈っぽく考えてもいけないし、そうかといって全くの御伽噺でもいけない。
内容が内容なだけにある程度のリアリティーと裏づけが必要。

・何故子供たちが8年もの長きにわたって
閉じ込められて(軟禁状態で?)いなければならなかったのかが納得できません。
例えば、占領区がパレスチナの解放区のようであり、手紙が子供たちに届くといった状況の中で
猶、収容されていなければならないのはなぜか?
観客を納得させられないと、共感を得られない

掲示板から

ピクニックに行った時は子供だった子が時間が現在に戻ると大人、とか言う遊びも面白いかも。(子供の平均年齢が余りに同じような感じで固まってるので)狼は、狼というより猿でした。あとやはり、戦争の動機がわからない。国が日本的な感じがする(日本人だからしょうがないってのは無しで)『絶壁の彼方に』なんか架空の国を作るために新しい言語を作ったんだから、それ位の遊び心が欲しい(その方が作り手も楽しい)俺が思うに、芯はしっかりとした作品だから練り上げれば凄いものが出来ると思う。


2002年秋作品「あの人にわたせ」への軌跡


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