「響き」関東大会感想集

審査員講評 ・内容が60分に詰め込めないのではないか ・器用な演技ですきま風が吹く。 ・役者が100%やっているのでひいてしまう。99%がよい。 ・セットも100%が連続して食傷気味。客が落ち着かなくなる。オープニングのセット  だけでも充分。 ・楽隊があそこにひつようなのか。 ・太鼓大会の客のガヤ 大きくて不自然 ・はじめのあすなろのシーンごちゃつき。
アンケート ・最初ごちゃごちゃしていてわかりにくかった。 ・叫んでいるとき、時々何をいっているのかわからなかった。 ・声がかぶりすぎたり、早すぎたり聞き取りにくい。 ・滑舌が悪い役者が目立つ。 ・2回目のいじめの4人目幕に隠れていてみえず。 ・いじめの4人のうち一人が途中でさけていく理由がわからなかった。 ・かなのことがあまりわからない。 ・小学生のにしきが姉のいじめを理解したときあんなに冷静になれない。 ・中三が母の口紅を使うか。 ・父ペンケース出すのが見えない。 ・河原に撥をもってくるか? ・転換が大変そう ・文字、もっと小さくて読めない ・子供達の衣装で年齢にあっていない物があった。 ・客席に降りた役者の顔もピンで追って欲しい。 ・イジメへの転換唐突に感じた ・音響、フェイドイン・アウト ぎごちない ・音響、入るときの音でかすぎ。 ・野次馬の音がしょぼすぎ。あそこで一気にさめる。 ・ハウっている。 ・客電をおとせない理由はわかるがそのぶんぼけた。 ・家庭のような場所にホリゾントは場違い。 ・怪我のメイクをしてあるならはっきり見せるべきだ。 ・にしきのはしるところのピンずれていた。 ・袖追加のパネルの外側が見切れていた。 ・内容が60分に詰め込めないのではないか ・器用な演技ですきま風が吹く。 ・役者が100%やっているのでひいてしまう。99%がよい。 ・セットも100%が連続して食傷気味。
メール・掲示板から集約 ・僕が今の若い世代、中学生、そ して高校生、もっといえば今元気に生きてほしい人たちに見てほしいと思うのは、旭 のような芝居です。一体高校演劇ってのは何を求めているのでしょう。 様々な生みの苦しみを経て、あくな き真理の追求をして作られた、創造物それがまだまだ熟成していないからといって、 その成長を断ち切るような判定をなぜくだすのでしょう?高校演劇の大会と言うのは、 舞台つくりに要したエネルギーや今後の可能性には一票を投じないのでしょうか。  どうか旭高校のみなさんにお伝え下さい。「君たちの『響き』こそもっともっと観 たかった。これからどう変わっていくのかもっともっとみたい芝居だった。」と。  全国大会じゃなくたってどこだって自主公演はできます。このあとの「響き」そし て旭高校の演劇をまた、みせて下さい。 ・ゆりが2度めに同級生のいじめにあう場面での、  「**ちゃん、そうだよね?」(? 名前忘れてしまいました)というところ。  (ゆりが“ちゃんづけ”していた相手が、急に逃げ出す場面)  ゆりと**ちゃんの具体的な絡み(交流)がそれ以前に  まったくなかったので、 **ちゃんの態度の変化が、  どこか唐突に感じました。  (おそらく改訂前の脚本では何かがあったのでは、と   推察いたします) ・講評で審査員の先生もおっしゃっていた、花火大会での“ガヤ”。  現実世界に引き戻されたのは、 唯一あの部分。  (しかし、そのあたりで涙が止まらなくなっていた)  音量が大きいということもありましたが、  むりに音響で聞かさなくてもよいのかな、と、素人は思いました。  客席や袖あたりから声だけ飛ばす、とか? ・「響き」には現代の人々が忘れてしまった”何か”があります。 絶対に譲るべきではない”何か”、 ある意味では古臭いもの、 でも美しいもの、 日本人のアイデンティティーとでもいうようなもの・・・。 かと思えば、もっと普遍的なヒューマニティーのようなもの・・・。 いわゆる”臭いもの”が疎外されがちな昨今、 もっともっと”臭いもの”をやって欲しいという欲求も あるのではないかと思うのです。 ・この度のどうにも腑に落ちない審査結果を受けて、私たちの思いを届けなければと書くことにしました。  演劇に一番大事な"感動"を観客に大きく呼び起こした作品が、何故落とされなければならないのか。  舞台を創り上げていく高校生の真摯な姿を何故認めようとしないのか。  今風の軽さやノリでごまかして生きていくのが現代の処世術とでもいうような風潮が高い評価を受けるなんてとんでもない。 「100%真剣だと引く。本物になってしまう。」云々 なんだかんだと理由をつけて、審査員は認めたくなかったのでしょうか。  正当な評価をしてもらえないことに対する憤りを覚えました。 「響き」は、もっともっとその成長していく姿を観てみたい。もっともっと多くの人たちに観て欲しい。 こう思うのは、私だけではないと思います。ここで断ち切られてしまうのはあまりにも残念で…。 ・演出上は前回より様々な変化が観られたと思いました。特にラスト シーンの最後となる舞台の「絵」は前回よりも印象的でぐっと来ました。気になった のは、全体として時間に追われているような、あせりが感じられてしまった所でしょ うか。たくさんのエピソードがみっちり盛り込まれているんで、時間が経過するとこ ろを感じさせてくれるとよかったかなと思いました。たとえば、ゆりがいじめ軍団に 対して今度は強い気持ちを出せるようになったところ、、、全体的に暗転からの場面 転換がはや〜い。すご〜いというのを感じてしまって、、、でも、僕といっしょに見 にきていた初めて観る同僚は場面転換のテンポのよさに感動していました。 少々、違和感を感じた所は、ゆりがぬいぐるみをつかって説明をするところ、、行き 場のない怒りやつらさをあのように教材的に使うかなと、、、みんなが太鼓を演奏し てから中傷する声。演奏するものたちが中断しなければならなかったのは、どの言葉 なのか、どんな視線なのか、どんな観客だったのかな〜というところでしょうか。  役者さんはテンションが上がり、みんなが円陣をつくっていたという舞台でした。 そのテンションが災いして導入部、少々セリフがききとれないところがありました。 やはりセリフは「出そう」ではなくて「ことば」ですから、心の響きでしょうか。む ずかしいですね。人に言葉を届かせるのは。 ・最後にはおもわず涙ぐんでしまった・・・感動です!! ・このたび『響き』の公演を拝見させていただきました。 すばらしい舞台・すばらしい約一時間を与えてくださった皆様に一言御礼申しあげたく、 こちらにお邪魔しております。 なにげなく入った会場で、思わぬ宝ものと遭遇した気分でした。 花火大会の場面で もう涙が止まらなくなり……客席が明るくなった時、 グヂャグヂャの顔をごまかすのに大変でした。 皆様の放った響きに、すっかり心が ゆり動かされてしまったようです。 ・最初のシーンから泣きそうで。(笑) 何回も観てるのにいっぱいいっぱいドキドキしました。 何かね、こう、観ててね、応援したくなる感じでした。 スゴイのめり込んだ。 何だかとても幸せな気分ですよ。 ・文化祭から観させて頂いておりますが、今日のは特によかったです。本当に感動しました(涙) 最前列の真ん中で観られて幸せです。劇の本番中、隣に座っていた人が(もちろん私も)「すご〜い」って言っていたし、 終わった後の観客席や帰り道もみんな「響き」のことを話していましたよ。今日はいい演劇を観させて頂いてありがとうございました!

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