第54回 千葉県高等学校演劇研究中央発表会
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県大会響き感想集 平成13年11月30日
◎内容・本
題名の響きとは何の響きなのか?
作者の言いたい事は何か?そんな事を考えつつ公演を見てました。
障害者を持つ家族の愛を伝えたいのか、その家族の陰の部分を隠す
事でイジメに遭った姉の克服しゆく姿を伝えたいのか、花火一筋の
父の力強さを伝えたいのか、身障者としての太鼓の演技を見せたいのか、
その四つの事柄が合わさって、伝えようとする四つの“響き”としたかったのか
何を伝えたかったのか、私にはぼけてみえ、難しかったというのが感想です。
受け取る側の見方、感情で、いかようにも見え、また、それを計算されての
演技であれば明確に伝えぬ良さもありますが……。
終演の太鼓は終演らしくすばらしいと思う人もいるでしょうが、
逆に、一生懸命ちぐはぐな音の方が良かったのではと感じます。
劇としてみせるのか、音楽を見せたいのか、練習の過程、努力、
成果は充分伝わってきますが、あまりにすばらしい太鼓の響きは、
拍手は貰えるが、劇の中では的をはずし、伝えたい「響き」そのものが、
消えてしまったのではないかと思います。ちぐはぐに見せる技術も必要だと思いました。
おのおののシーンは良くできていると思うが、話の流れがぶつぶつ切れて抜け落ちているものが多い。
花火と結ばなくとも良いような
花火である必然性がない
ちょっぴりPOWERが落ちたような
りゅうが太鼓をたたくまで、字を書くまでの心情の変化がわかりにくかった
りゅうもその家族も
太鼓と花火といじめと三本柱だったわけですが、少しないようが詰まりすぎだった。
◎演技
早口の時、聞き取りずらい台詞ありました
声が高すぎて聞こえない
声が聞こえない 何を言っているのかわからない
父母 興奮し出すと何を言っているのかわからない
りゅう 最初のシーン聞き取れない。
イジメ集団の台詞が何か詰め込み状態 スピード?ながれ?
いじめの状況になれがあって、ゆりが最初っから逞しい
にしきのりゅうに対する残酷な台詞にも慣れが来ている
家族という暖かい固まりが、ゆりのイジメをはじめ、次から次へと出てきた問題に出会う事。
その問題に対応する時、父や母にもっと包容力が見えて欲しい。親が子を守っているように見えながら、
実は、親がかわっていく瞬間が見えていく。家族一人一人が全員で一歩前進した、変わった、
ここに居る事を選んだ、太鼓や全員の言葉が響いたんだと 強く伝えて欲しい。
かなの鐘最後にも使って欲しい もっと 澄んだきれいな音を
一人一人具体的に何が響いて、どんな言葉や音がみんなを変えたのかが、わかりにくく弱い。
母の言葉はもっと響いて欲しいし、太鼓にもっと力があって良いと思う。
オープニング、なにか引きつけが足りない
太鼓迫力無い
◎道具
上からぶら下がっている紐の意味がわからない 無いよりはましかな?
ペンケース赤い下着に見えた。
色の調和がとれていない。ばらばら
はける時にがたがたいった →太鼓のキャスター、つけなおし
◎照明
ピンのずれが気になった
ピンのカットアウトが気になった マスクアウトの方がよい
色を変える時は慎重に!
アメーバー使いすぎ?→いじめは前の種板にする
花火の照明、今ひとつ。
◎音響
音、ピーというノイズが入っていた
電車の音はどういう効果?
曲の展開が面白くない
◎衣装
色遣いがぐちゃぐちゃ 特にあすなろ
太鼓の衣装 始末までキチッとやって
にしき、ラストで日記を読む場面、衣装が日記を読んでいる日と違う。→引き抜きで元の衣装に戻る
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