全国大会 京都 八幡市文化センター
2006年8月3日(木)〜5日(土)



結果と感想
審査員の講評は聞いていないので、私個人の思い

最優秀賞
京都 「ひととせ」 一人芝居なんだなこれが
 セットは窓が一つで斜めに二つの壁を配置。部室の隅を表す。
 ドアは無対象で表し、そのドアが開きづらいことやノブがはずれることで印象深くなる。ただし必ずしも位置が一定ではない。
 部室を訪れる相手役を登場させ相手をする事で世界を広げていくことが出来ている。後半で部室を飛び出し、
 いろいろなところで交渉に当たるのも一工夫。工夫は人間より大きな犬のぬいぐるみ、マネキンの首。
 首をぞんざいに扱うところから笑いがこぼれる。窓外の木も自分で取り替え笑いをとる。ただしこれは疑問。

優秀賞
 秩父農工科学「サバス・2」
   全国大会出場の「天才バカボンのパパなのだ」に出演する予定だった二人の部員が交通事故でなくなり、
  成仏できずに部室に住み着いて居る。そこに自殺を予定している、二人の生徒がやってくる。死が近いので幽霊が見える。
   成仏させようと劇を始めているうちに、相撲部が引き寄せられたり、部室明け渡し後のパソコン部がやってきたり
  大騒ぎですすむうちに、バカボンと同じ結論がやってくる。バカボン自体は30年も前の本。それを秩父流に解体し再生させた。

 甲府昭和 「全校ワックス」
   相変わらずの中村先生色の芝居が出来た。会館の構造に寄るのか真ん中横通路後ろでは声が聞こえなかった。

 釧路北陽 「ラスティング・ミュージック」
   グランドピアノと木漏れ日でオープニングの光がよい。
   転校していく友達と別れるのがつらいといった話だが。
   ピアノを演奏できる役者が二人いて、やっているんだけど。


脚本賞は 八王子東   舞台美術賞は 秩父  演出賞?は甲府

国立劇場には秩父は始めから辞退しているので 三刀屋の「三月記」がでる。これがなんとも。

評価されたのは高校生らしさ?かしら。
青森の「修学旅行06」 兵庫の「君死にたもうことなかれ」などは はいらず。

全体的にこれぞ一位 という作品はない。 秩父も出ないので 4高あわせて15人も居ないキャスト数。
さみしいものがある。


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