福島県立石川高校三本松幸子さんを救う会からの「募金のお礼と報告」です。全文をそのまま掲載させていただきます。
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高等学校演劇連盟の皆様へ

                          福島県立石川高等学校・三本松幸子さんを救う会
                                 会長(学校長)    金谷 兼明 
                                 生徒会会長     渡辺 大輔
                                 父母と教師の会会長 近内 盛文 
                                 同窓会会長     桑澤  康 
   募金協力の御礼と報告
 皆さんの善意が三本松幸子さんの心臓移植を成功に 導きました。心から感謝申し上げます。  
去る5月22日に米国ロサンゼルスに渡った三本松幸子さんは、一時意 識不明の状況になりながらも、人工心臓の助けを借りながらドナーの現れ
るのを待っていました。そして5月30日に適合者が見つかり、翌31日、 7時間に及ぶ心臓移植手術が無事終了しました。術後は、拒絶反応や感染
症を警戒するために集中治療室で手当を受けていました。ロサンゼルスか らの連絡によると、幸子さんは支えが必要であるものの歩くことができ、 
はっきりとした言葉で話すこともできるということです。最近では近くの 店に行って買い物もしたそうです。
 平田村の救う余事務局へ、術後の幸子さんから次のようなメッセージが 寄せられました。

 私に命をくれた、ドナーの方とその遺族の方に感謝します。また、 募金で私を助けてくれた皆様に心からお礼を申し上げます。おかげさまで、
日に日に回復をしています。数ケ月後に帰国でき ことを楽しみしています。本当に、皆様ありがとうございました。

 付き添いの方の話では、ドクターも順調な回復ぶりであるとおっしゃっ ているとのことです。今後は、一週間に一度新しい心臓の検査が数ヶ月続 
くそうです。
 福島県立石川高校・三本松幸子さんを救う会の募金総額は、6月30日 現在で2800万円ほどとなりました。6月22日に、平田村の三本松幸 子さんを救
う会の会長さんや幸子さんのお父さんに学校に来ていただき、 募金の贈呈を行いました。職場や街頭で募金活動を行っていただいた方々、 
また、募金していただいた数多くの方々に心より厚く御礼申し上げます。

募金協力のお願い福島県立石川高校顧問の石井路子先生より
次のような「募金のお願い」掲載依頼が参りました。全文をそのまま掲載させていただきます。

高等学校演劇連盟の皆様へ 募金協力のお願い                       「福島県立石川高等学校 三本松幸子さんを救う会」                        福島県立石川高等学校演劇部顧問 石井 路子                        事務局 福島県石川郡石川町高田200-1                        TEL 0247-26-1656 FAX 0247-26-5918
 本校第3学年在籍の三本松幸子さん(18歳)は、「突発性拡張型心筋症」という 心臓の筋肉が変性し収縮機能が低下してゆく原因不明の難病で、東京都内の病院に入院しています。 現在の治療としては心臓移植しか助かる道はないとのことです。  病気でかなわないことを知りながらも、俳優になりたいという夢を持っていた幸子さんは、 本校に入学すると同時に演劇部に入部しました。 人数が少ないため多くの役割をこなさなければならない私たちの部で 幸子さんは身体のことを気遣いながら情熱的に精いっぱい活動を続け、 平成9年度と10年度の高校演劇コンクールではキャストとして東北大会へ出場し、 優秀賞を受賞しています。  「全国大会へいくという夢は果たせなかったけれど、私は、 みんなとここで出会い感動を分かち合える仲間と一緒に芝居を作ることができて 本当にうれしかった。これからは3年生として自分ができるだけのことを、後輩にしてあげたい。」  これは、幸子さんが2年生の時のコンクール終了後に書いた文章です。 この3ヶ月後、幸子さんは病状が悪化し、入院したのです。 幸子さんの気持ちを受け継いだ仲間達は幸子さんと共に舞台に立っているつもりで、 平成11年度コンクールへ出場しました。そして幸子さんが夢見た全国大会出場の切符を とうとう手に入れたのです。今年の1月、その報告を受けた幸子さんは、大変喜んでくれました。  ところが最近、病状がさらに進行し、国内での移植を希望していた幸子さんも適合する ドナーを待つ余裕がない状況となりました。幸子さんは生き延びる最後の手段として アメリカUCLAメディカルセンターでの移植を決意しました。 しかしながら、渡米しての移植には、個人では賄いきれない莫大なお金が必要です。 およそ、5000万円以上の費用がかかるとのことです。  そこで私たちは、私たちの仲間の命を助けるために 「三本松幸子さんを救う会」を結成し、募金活動を開始することになりました。  同じように高校演劇に情熱を燃やした仲間を救うために皆様方の力が必要です。  どうか温かいご支援をお願いします。 振込先 東邦銀行 石川支店 普通  520728 福島県立石川高等学校 三本松幸子さんを救う会

代表 金谷 兼明



 重い心臓病 渡米し心臓移植を
   -福島県立石川高校演劇部員 三本松幸子さんを救おう
   顧問の石井路子先生より「募金の呼びかけ」
関東の演劇部顧問の先生方、ご多忙のことと思います。早速ですが、緊急を要する事
なので、大変恐縮ですが、標記の呼びかけに応えたいと思います。
三本松幸子(さんぼんまつさちこ)さんは、中学入学時に,検診で心臓に異常がある
事がわかり、心臓の筋肉が変成し収縮機能が低下していく突発性拡張型心筋症とわか
り、国内での心臓移植者として、登録したが、最近になって病状が悪化して、ドナー
を待つよゆうがなくなって、渡米する事を決断したのだそうです。渡航費、手術代な
ど募金が集まり次第、カリフォルニア大学ロサンゼルス校に移送される事になってい
るようです。
担当医の話では、予断を許さない状況だそうです。募金額は5000万円だそうで
す。


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