ボーダーライトが落下・直撃 

照明落下女子生徒を直撃 2月6日付山梨日日新聞の記事より 一部変更してあります。 卒業パーティー舞台練習中 1人重傷、3人軽傷 東海大甲府校  五日午後零時四十分頃、甲府市の○○高校の体育館で、天井 につり上げている照明器具(重さ約百七十キロ)が落下、ステージ上にいた女子生徒四人 を直撃した。同校三年の女子生徒が(18)が顔の骨を折る一ヶ月の重傷、他の3 人も頭を打つ軽いけが。四人とも同市内の病院に入院した。甲府署などは、照明器具をつ り上げるモーターから滑車に動力を伝える装置の故障が事故原因となった可能性が高いと 見て調べている。  同署や同校などによると、女子生徒は三年生。この日午後二時から開かれ る予定だった三年生主催の卒業パーティーで披露する歌と踊りの練習をしていたところ、 突然高さ約八メートルのワイヤでつり上げられていた照明器具が落下した。事故当時、ス テージ上には男子生徒四人もいたが、無事だった。  落下した照明器具は、鉄パイプ(長さ約十七メートル、直径五センチ)に六十三この電 球がついており、八本のワイヤで天井までつり上げていた。器具の上げ下げは電動で行っ ていたが、事故当時、スイッチははいていなかった。また、ワイヤやワイヤを巻き上げる 滑車部分にも以上がなかった。このため同署は、照明器具をつり上げるモーターからワイ ヤを巻き上げる滑車部分に動力を伝える装置が故障、照明器具を支えきれず落下した可能 性が高いとみている。  体育館は、一九九七年に完成。照明器具の取り付け工事は都内の業者が請け負った。照 明器具の点検はこれまで行ったことがなく、最近は動かしてないという。  事故を目前で見ていた同級生の女子生徒(18)は「照明はあっという間に落ちてきた。 四人とも頭から血を流して倒れ、うめき声や泣き声をあげていた。ステージは血だらけだ った」と青ざめた表情で話した。事故のため卒業パーティーは中止となった。
照明落下、4人けが    2月6日付毎日新聞掲載のもの一部変更してあります。 卒業パーティー準備中  甲府の高校  五日午後0時40分ごろ、甲府市の高校(生徒1050人)の体育館で、つり下げ型の 舞台照明が突然、約8メートル下のステージ上に落ち、歌 の練習をしていた女子生徒(18)がほおの骨を折り1ヶ月の重傷、一緒 にいた同科3年の女子生徒3人が頭部打撲の軽傷を負った。  甲府署の調べでは、照明は鉄枠(長さ約20メートル、縦約50センチ、横約40セン チ)にライト7個をはめ込んだもので、重さ約170キロ。天井から直径1センチのワイ ヤ6本でつり下げられているが、ワイヤは切れていなかった。舞台照明を上下させるモー ターのスイッチに触れた人もおらず、同署はワイヤを取り付ける部分が壊れた可能性があ ると見ている。  体育館では、教師2人が立ち会い、午後2時から予定されていた卒業パーティーの準備 をしていた。ステージには計12人がいた。舞台照明は体育館が造られた1997年3月 に設置されたが、定期点検はしていなかった。


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